そして私は一人になった

いつか、一人じゃなくて誰かとくらし暮らしたいと思う日がくるのかもしれないと、ちょっとだけおもった思った。

そして私は一人になった (角川文庫)

そして私は一人になった (角川文庫)

なんでだろう。この本を手放したくないって思ったのは、…なんとなく?か…ちょっと今の自分では言葉にすることが出来ない。ていうかほとんど出来ないんだけどね。

この本だけじゃないんだけど、一人ということを強調するためには誰かといる時と対比しなくちゃならないはず。この本ではそれが柔らかい感じに書かれているのかな、とも感じた。ヒトの日記を読んでいると、大抵頭に浮かぶのは、どうでもいい、か自分はこの先こんなうにはなれないだろうなって諦め。だってみんななんだかんな云いながら頑張ってるし。自分で自分の食いぶち稼いで、周りの人のことも考えて生活して…これ以上ないじゃない。ドラマとか映画みたいな劇的なものは非日常的

 

いや勿論羨ましいと思う気持ちもあるよ。でもそれを自分にあてはめたって暗くなるだけ、何にもならない。この野郎やってやる、って感情がこない。

他人と関わるってことはさ、色んなものを共有する事と同義でしょ。時間も空間も匂い、雰囲気とかあと心も。そんなんばっか考えてたら怖くなるよね。結局堅いんだから考え方がさ。無理をしてでも一歩踏み出さなくちゃいけないのに、そうやって逃げてきた代償がもう山積みなのに、もうイイ大人なのにどうして…なんでぼくは…いつからこんな奴になっちゃったんだ、本当に死ぬ気なのか?ちゃんと生きるつもりがないのか。